満塁になると、中村剛也のホームラン率は上がるのか?
満塁ホームラン通算23本のNPB記録を持つ中村剛也選手。「満塁に強い」と言われますが、本当にホームランが出やすくなっているのでしょうか。2011〜2026年の成績で、満塁のときとシーズン全体を比べてみました。
結論:満塁のときは、ホームランの割合が約1.7倍
| 打席 | 打数 | 本塁打 | 打率 | 何打席に1本? | 打席あたり | |
|---|---|---|---|---|---|---|
| シーズン全体 | 5933 | 5200 | 323 | .250 | 18.4打席 | 5.4% |
| 満塁のとき | 143 | 125 | 13 | .296 | 11.0打席 | 9.1% |
シーズン全体では18.4打席に1本だったホームランが、満塁では11.0打席に1本。割合にすると約1.7倍です。打率も.250から.296に上がっています。
チームと比べると、さらに際立つ
2022〜2026年の西武の打者全体では、満塁の607打席でホームランは5本(0.8%)。中村選手の満塁での本塁打の割合(9.1%)は、その10倍以上です。
満塁ホームラン 通算記録の上位
| 順位 | 選手 | 満塁本塁打 |
|---|---|---|
| 1 | 中村 剛也 | 23本 |
| 2 | 王 貞治 | 15本 |
| 3 | 藤井 康雄 | 14本 |
| 3 | 中村 紀洋 | 14本 |
2位の王貞治さんに8本差。2015年に王さんの記録(15本)に並んで抜き、そこから記録を伸ばし続けています。
ただし、数字の見方には注意
- 満塁の打席は16年間で143打席。シーズン全体(5933打席)に比べるとかなり少ないので、たまたまの影響も受けやすい数字です。
- 満塁では、投手は四球を出せないためストライクを投げにいく、という状況の違いもあります。「満塁だから本人が強くなる」とまでは言い切れません。
それでも、記録として残っている23本という数字が、満塁の中村剛也の特別さを物語っています。
この「満塁の中村剛也」の成績を確率にして、満塁のたびに必ず代打で出てくる世界を再現したのが満塁シミュレーターです。
集計方法と出典
- シーズン全体の成績:NPB.jp「中村 剛也 個人年度別成績」の2011〜2026年を合計。
- 満塁のときの成績:データで楽しむプロ野球(baseballdata.jp)の「全打席成績」から、一・二・三塁すべてに走者がいる打席を当サイトが数え直したもの。同サイトの掲載が2011年以降のため、期間をそろえています。
- 通算満塁本塁打の記録:中村剛也選手の23本は2026年8月21日時点。王貞治さん、藤井康雄さん、中村紀洋さんの本数は各種報道によるもので、いずれも引退済みのため確定した数字です。
- 本ページは個人が独自に集計したもので、NPB公式の記録ではありません。